国立大学職員の勝ち組イメージは本当?私立大学との違いも紹介
大学職員は世間からのイメージが良く、勝ち組と言われている職業です。
みんなが知っている大学で働いていて、安定しているという印象から、羨ましがられることも多いです。
- 大学職員のイメージはよく、モテる職業
- ホワイトで福利厚生も充実しているため「勝ち組」と言われる
- 「国立大学・・・安定」「私立大学・・・高年収」でどちらも魅力的
実際に、大学職員に転職してから、「大学の男性を紹介して」と言われることが何回かありました。大学職員というだけで、勝ち組というイメージを持つ人は多そうです。
大学職員が勝ち組と言われる理由と、周りからのイメージ・評判について紹介します。
大学職員が勝ち組と言われる理由
大学職員が勝ち組と言われる理由は「ネームバリュー」と「安定性」にあります。
ネームバリューがあり、良いイメージがある
大学はネームバリューがあり、中規模な大学でも名前を知っている人が多いです。
- 有名人の出身校
- スポーツ選手の出身校
- 知り合いの出身校
- 陸上やラグビーの大会で名前を見る
名前だけは聞いたことがあるという大学も多いでしょう。
業界のトップ民間企業であればネームバリューがあると思いますが、大学ほど誰もが知っている業界はないでしょう。
名前を聞いたことがあり、親しみがあるため、良いイメージを持たれます。
安定しているホワイト職場
大学は安定している仕事と思われており、公務員に近い感覚で「安定してるいい仕事に就いたね」とよく言われます。
また、教育という公的な仕事をしていることから、誠実なイメージを自然ともたれます。
安定している仕事で「倒産の心配なく、長く働ける」ことを筆者の親族も喜んでいました。
とくに国立大学法人の職員は「元国家公務員」なので、未だに公務員だと思っている人もいます。
高年収で採用までの倍率が高い仕事
大学職員は年収が高い仕事としても知られています。
私立大学職員の平均年収は734万円というデータもあり、「高年収」です(国立大学職員の平均年収596万円)。
年収が高いからといって、精神的にきついノルマを課される営業職でもありません。
労力の割に、年収や福利厚生がいいため、「勝ち組」と考える人が多いのでしょう。
特に私立大学職員は高年収・ホワイトだと知られているため採用倍率が高く100倍を越えることもあります。
狭き門である採用試験に合格したことからも「勝ち組」と言われるのだと思います。
大学職員の仕事に抱くイメージ
「大学職員に転職した」と周りに話すと、一般の人がいかに「大学職員の仕事を知らないか」がわかります。筆者が実際に言われたことを紹介します。
研究職に就職というイメージ(大学院生・助手)
大学で働くという話をすると「大学院生として勉強し直す」もしくは「助手として研究職につく」と半分以上の人には思われていました。
大学に通った経験があっても、大学職員と話したことがない人がほとんどだからです。
一方で、助手や研究員のような役職で働いている人がいることは知っているようで、そのような職種とも勘違いされます。
大学で事務に専念する職員がいるということは常識ではないようです。
授業がない期間は職員も休みというイメージ
次に多いのが「休みが多そう」というイメージです。
これも自身が大学生だった時の経験をもとに、大学は「長期休み」のイメージがあるのでしょう。
実際に休み期間中も教員は大学に来ていますし、入試や説明会があるので、職員も出勤しています。
ただ、夏休みが長いというイメージは正しく、お盆期間は平日含め1週間まるまる休みという大学・部署も少なくありません。
勝ち組で羨ましい!
「大学職員」を人気の職業として認知している人も一定数います。僕が民間企業から転職した時、羨ましがられることもありました。
「勝ち組」という言われることも多いです。
国立大学職員は給料が特別良いわけでも、自由に仕事ができるわけでもありませんが、「コスパの良い」仕事だと感じます。
多くの人が営業ノルマや出世競争に奔走しているなか、大学のルールに則って比較的ゆったりと業務ができています。
特に、就職難易度はそこまで高くないが、他の大学に併せて待遇が良いような「中堅の大規模の私立大学」などはその傾向が強いと思います。
公務員試験に近い教養試験が課されていた国立大学ですが、近年では社会人採用枠も増えています。転職のチャンスも拡がっているので、ぜひチャレンジしてみてください。
大学職員の仕事内容に関するよくある質問
国立大学職員と私立大学職員どっちが勝ち組?
大学職員は国立と私立で待遇が異なりますが、どちらも勝ち組といえます。
- 国立大学職員・・・独立行政法人運営のため、業績悪化のリスクが低く安定している
- 私立大学職員・・・仕事は事務仕事中心でノルマ等はなく、高年収
一般的なイメージでいう勝ち組に近いのは、私立大学職員だと思います。
「労力に比べて給料が高い」「採用倍率が高い」「公務員試験のような長期間の勉強は不要」
私立大学職員には以上のような特徴があります。
大学職員が羨ましい!どうしたらなれる?
大学職員は就職のハードルが高くはないので、誰にでもチャレンジできます。
近年では、公務員試験の受験者が減っているのと同様に国立大学法人等採用試験の受験者も減っています。
半年間ほど勉強すれば筆記試験は突破できるでしょう。面接試験も対策をすれば難しくありません。
国立大学職員・公務員の転職には、無料でもらえる「公務員転職ハンドブック」が役に立ちます。
社会人経験者採用を行っている自治体が一覧でわかるなど公務員試験情報はもちろん、筆記試験対策・面接対策のポイントなど国立大学法人試験でも役立つ情報が満載です。
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首都圏の有名私立大学(早稲田・慶應・立教など)は難しいので、国立大学からの転職も含めて検討するのがいいでしょう。
まとめ:大学職員はコスパのいい勝ち組職業
大学職員の世間からのイメージについて紹介してきました。
誰もが名前を知る大学が多く、親近感があるため「いいイメージ」を抱かれています。
実際に、筆者は民間企業から大学職員に転職して、周りから羨ましがられる経験をしました。
「コスパのいい」大学職員の仕事は非常にオススメです。今の仕事が楽しくないという方は、大学職員への転職を考えてみてはいかがでしょうか。
就職・転職のポイントは以下のとおりです。
- 国立大学職員・・・筆記試験が重視される統一採用試験、社会人経験重視の独自採用試験
- 私立大学職員・・・就職・転職ともに採用枠が少ないので、粘り強くチャレンジ
国立大学職員を目指すのであれば統一採用試験・独自採用試験どちらで受験するのか決めて対策を始めましょう。
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