仕事内容

大学職員の仕事内容は「大学運営に関わる教員・学生のサポート」

大学職員の仕事は一言でいえば「教員・学生のサポート」です。教員が研究・授業を滞りなく行えるように、学生が勉強・学生生活をするためのサポートを行います。

大学の主役は教員と学生ですが、それを支えるのが大学職員です。大学職員の仕事内容の大枠をお伝えします。
大学生として、大学に通っていても見えにくい仕事があります。

大学も会社と同じと考える

「大学」とはいえ、社会にある組織です。私立大学も国立大学も法人が運営しています(会社と同じようなものです)。
会社と同じく、組織の中で社長(学長)がいて、様々な職種の職員が組織の中で働いています。

また、財務的な手続きも会社と同じです。学生からの受験料や入学金、国からの補助金などを「収入」
教職員への給料や設備の維持費、光熱費を「支出」して、毎年決算書を作成しています。

会社で例えるなら、商品を売り込む営業部が「教員」、商品を購入する客が「学生」
その他の運営に関するサポートを行う管理部が「大学職員」です。

吉野家で牛丼を食べる「客」は、吉野家の社員が本社でどんな仕事をしているかは知らないですよね。
それと同じで、大学に通っていても「大学職員」の仕事は見えにくいのです。

大学運営に関わる事務全般を行う。

大学職員の仕事の大半は、会社の「管理部」と一緒です。

具体的には、
・教授(営業部)が出張した領収書を処理し、支払い書類を行う。
・学生(客)に向けた相談窓口を設ける。
・全教職員の採用時、退職時の保険加入の手続きを行う。

経理部、人事部、ITシステム部など一般的な会社で行うバックオフィスの仕事とやっていることはほとんど変わりません。学務部という部署は会社にはないと思いますが、「お客様サポート」の部署だと考えるとわかりやすいです。

一般企業と大きく異なるのは「大学運営に係る部署」があるということです。
会社の運営事項を決定するのは「取締役会」などの重役が集まる会議です。それぞれ、人事部、経理部、営業部などのトップが集まって、重要事項を決定します。

大学での重役は「学長」「理事」などです。「学長」「理事」は大学教授から登用されますので、教育・研究に関する実績はありますが、普通に仕事をしていれば大学運営に関しての知識はありません。大学運営のサポートをしているのも「大学職員」です。

「学長」や「理事」の近くで、大学が社会的に果たすべき責務を全うするための情報をまとめます。
・「センター試験」終了後の「大学共通テスト」への対応をどうするか。
・「新学部」の設立を検討する。
・「文部科学省」に大学の方針を説明しに行く。

法令を遵守して、健全な経営を行うということももちろん重要ですが、「教育機関」として国や社会からの要請に沿った運営をしていくことを支えるのも大学職員です。(最終的な決定は学長や理事など教員出身の方が行います。)

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誰にもできるような仕事が多い

「大学運営に関わるサポート」というと難しい印象を持ってしまいますが、やることは特別難しいことではありません。

人事部や経理部の仕事は基本的には一般企業と同じようなことだと思います。「大学運営」に関する部署でも、文部科学省からの要請に従って大学内の規則を定めて教職員に周知を行ったり、求められたデータを集計して書類を作成したりする程度のことです。

然るべき組織に確認をとって、データを集めて求められる状態を作り上げる。決定するのは教員組織です。

また、パート職員として働いている職員もおり、人の入れ替わりが多いです。部署ごとに業務マニュアルがまとめられており、初めての人でもできるような仕事が多いです。マニュアルや規則で決まっていることが多いため、「個性を発揮すること」や「自分で新しいことを始めること」は難しいと思います。

人(教員・学生)のために、大学のために縁の下の力持ちとして仕事ができる人には向いていると思います。

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