給料・待遇

【気になる昇給額を公開】大学職員は定期昇給するとは限りません

退職金・給料
こじろう
こじろう
国立大学職員のこじろうです!

大学職員の仕事は「安定」というイメージがあります。給与は高い水準ではないにしても、定期昇給・定められたボーナスがあると考えている人が多いのではないでしょうか。

本記事では、現役国立大学職員こじろうが、大学職員の昇給の実態をお伝えします。下記の疑問を解決します。

・大学職員は定期昇給?→安定して昇給します。


・国公立と私立で違う?→私立のほうが差がつきやすいです。


・実際の昇給額はどれくらい?→30歳で年間5,000〜10,000円くらいです

国公立大学であれば、大体「定期昇給」というイメージの通りですが、私立大学では様々です。

大学職員の昇給の実態と給料に差がつくタイミングについて、民間企業と比較しながら、解説します!

大学職員の平均年収は?現役国立大学職員が給与月額・賞与額を公開!大学職員の給料・平均年収はあまり公開されていません。私立大学はそれぞれ異なりますが、国立大学では基準に則って給与が定められています。一例として、30歳関東国立大学職員の年収は約500万円、月給33万円、半年賞与48万円程度です。...

国公立大学の昇給は安定している

転職活動中
転職活動中
大学って公的な教育機関だから、安定して昇給しているんでしょ?魅力的!
国立大学職員
国立大学職員
国公立大学は公務員に準じているから、そのとおり!民間は様々。

国立大学の職員は元国家公務員ということもあり、国家公務員の給与制度を踏襲しています。公立大学は地方公務員ですね。

例えば、「東京大学 給与規則」と検索すると、東京大学の給与に関するルールを見ることができます。

東京大学 給与規則

細かな文言が続き、中盤以降に数字が羅列された表がでてきます。

この表を読み解けば、だいたいの給料や昇給額がわかるのですが、簡単にお伝えします。

原則、入職時の経歴に応じて「初任給」が決定し、毎年「昇給」によって給与額が上がっていくシステムです。

上司が決定する評価によって、昇給のランクが決まり、「給与月額」が上がります。

民間企業でも、毎年一定額の昇給がある会社がありますので、ほぼ同様のシステムです。

退職金・給料
国立大学職員・教授の退職金の平均額はいくら?【2022年現役職員が伝える】40年間勤めた国立大学職員の退職金の金額は約2000万円、35年間勤めた国立大学教授の退職金の金額は約3000万円になります。「基本給月額×勤続年数+α」が基本的な退職金の算定方法になります。実際に、あなたの退職金がいくらになるかは人事部に聞くのが間違えありません。...

私立大学の昇給は独自の給与体系

私立大学は特に決まりがありませんが、都会の大学のほうが給料が高く、地方に行くほど給料が下がります。

転職活動中
転職活動中
給料だけを考えたら、民間の大きな私立大学がいいのよね!

国立大学の職員は元国家公務員ということもあり、国家公務員の給与制度を踏襲しています。公立大学は地方公務員ですね。

国立大学のような基準となるルールはなく、大学独自の給与システムを作っています。

国立大学に併せて、毎年昇給する大学もあれば、数年に一度昇進することで大きく昇給する大学もあります。国公立大学のように給与規則を外部に公表する義務もないため、内部の方から聞くしかありません。

昇進に応じて昇給がある場合もありますので、全ての大学が「定期昇給」という訳ではありません。

大学の規模になると、ある程度の教員・職員・学生がいますので、中小企業に比べると高い給与水準、安定した昇給システムになっていると言えます。

大学職員の仕事は暇?ルーチンワークばかりで、民間企業とは違う大学職員の仕事は「暇」とまことしやかに言われています。 実際に働いてみて、複数の部署を経験した筆者からすると「暇」というのは正しい...

30歳事務職員の昇給額は?5,000〜10,000円

国立大学職員
国立大学職員
筆者は国立大学の職員で、30歳です。勤務歴は5年ですが、毎年の定期昇給となっています。

昇給額は毎年5,000円くらいです。細かく言えば、4,000〜7,000円の間くらいで給料が上がっています。

一回、高評価を受けたときがあり、その時は9,000円くらい昇給しました。

高評価だと10,000円程度。普通の評価だと5,000円程度と思っていただければいいです。

私は以前は民間の大企業勤務でしたが、定期昇給ではありあせんでしたので、現行の給与制度に満足しています。

新入社員→3年目→昇格試験合格という流れで昇給があったのですが、昇給のためには「昇格試験での合格」が必要であり、競争を強いられる環境でした。

今は競争もなく、毎年5,000円は上がるので、安定したいい環境だと思っています。

大学職員はホワイトな仕事環境!ノルマはないが残業・休日出勤はある!大学職員は「ホワイト」な職場だと言われます。そのとおりだと思いますが、残業や休日出勤が必要なこともあります。個人で仕事を管理して仕事ができるのが魅力ですが、業務過多になった時にも「チームで仕事をする」という文化はありません。...

給料に差がつくタイミングは35歳以降か

転職活動中
転職活動中
定期昇給だと頑張っても、給与に差がつかないよね?
国立大学職員
国立大学職員
そのとおり!同期入職の人とはしばらく、同じ給与帯になるね。

特に若手社員で高評価を得るほどのアピールをするのは難しいので、多くは「中評価」です。

僕が運良く「高評価」をとったのも1回だけです。多くの職員は5年に1回程度「高評価」をとっていますから、上司の「お気に入り」でもない限り、差はつきません。

10年の勤務で1番差がついても、月額15,000円くらいでしょうか。「使えない社員」と「エリート社員」の差がこれだけです。

それでも35歳以上になると「昇進」が絡んできます。

役職があると手当が着きますし、給与算定の「基準」が変わります。先に昇進すれば2〜3万円の差はついてきます。

大学の種類
【大学職員】私立・公立・国立 それぞれのメリット・デメリット大学職員として勤務する上での「私立大学」「公立大学」「国立大学」の特徴をまとめました。大きくは変わりませんが、国公立大学のほうが、「安定」「マニュアル仕事」という感じで、私立大学は「高給」で「柔軟な仕事への姿勢」が求められます。...

まとめ

大学職員の給与は35歳位から徐々に差がついてきますが、「家族手当」や「通勤手当」などで差がつかないほどの額です。

定期昇給は「安定」ですが、逆に「差がつかない」ことに不満をいだいている人も多いです。

大学職員の仕事を民間企業と比較して考えてみる。楽な仕事かも私は5年ほど前に民間企業から転職して、大学職員になりました。民間企業からの転職を考えている人も多いと思いますので、参考になりそうな情報を...