給料・待遇

大学職員の平均年収は?現役国立大学職員が給与月額・賞与額を公開!

大学職員に転職を考えている方は平均年収が気になると思います。現役国立大学職員である筆者の給与月額・賞与額を公開しながら、給与額についてお伝えします。

まず、前提として関東圏の国立大学勤務、勤続5年、30歳の職員の情報です。

早速公開してしまうと、

給与平均月額は「33万円」、6月の賞与額は「48万円」です。

このあたりが30歳の平均年収と思っていただければと思いますが、データとして見る場合はこれから書く「カラクリ」を知っていただいたほうがいいです。

大学教職員の平均年収は高い!

まず、事務職である「大学職員」だけでなく、教鞭をとる「教授」や大学病院であれば「看護師」なども大学で働いている職員としてデータが出されます。

つまり、大学の平均年収というのはすべてを含めた平均なのであまり参考にならないと思ったほうがいいです。

「教授」となれば年収は1000万円を超えますし、20代の大学教員はほとんどいないので、平均年収は高く見えてしまいます。

大学だけのデータをみると「平均年収900万円」などと出ていることがありますが、必ずしも「大学職員」の給与も高いとは限りません。

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職員、看護師の年収は低め

一般的な話をすると、「教授」や「医師」は年収1000万円を超えますが、「事務職員」や「看護師」は一般的な年収程度です。

「事務職員」や「看護師」が多いほど、平均年収が下がると思っていいでしょう。

「看護師」は他の病院の平均年収にある程度準じているはずですが、「事務職員」単体のデータはあまり出ていません。

事務職員の年収も国公立か私立かで大きく異なりますし、首都圏の大学と地方の大学でも変わります。

首都圏の私立大学では30歳で「700万円〜800万円」ということもありますが、一部の有名大学のみだと思います。

また、「平均年収」の額も曖昧なことが多いです。「手当額」が大きく変わるからです。

例えば「基本給」が30万円でも、「通勤手当」「家族手当」「役職手当」などで、7,8万円くらいは月給が変わることがあります。

役職なし、家族なし、職場の近く在住であれば、基本給のみです。

一方で、

係長になっていれば「役職手当:2万円」
妻と子が2人いれば「家族手当:3万円」
遠くから通勤すれば「通勤手当:2万円」

ということもあります。なので、年収に換算すると同じ年齢でも100万円くらいは変わることがあるということです。

公開されているデータでは高く見せることが多いですから、「手当額」によっては100万円くらい下がることを覚悟しておいたほうがいいでしょう。

賞与・ボーナスもそこそこ

賞与・ボーナスも大手民間企業ほどではないですが、安定した額が支払われます。

大学の収入は景気に左右されずに安定していますので、毎年ほぼ同じ額がもらえます。

景気が良いから1ヶ月分増えるということや、景気が悪いのでボーナスカットということもあまり聞きません(経営が傾いている大学はボーナスが出ないこともあるでしょう)。

ちなみに、頑張った人が評価されボーナスが増えるという「評価制度」はありますが、一般的な民間企業とは差が少ないと思います。

そもそも大学は「利益」をあげるための団体ではなく、「インセンティブ」設計をしているところはあまりありません。

※「インセンティブ」は営業成績に応じて、給与に反映する制度です。例えば、個人で上げた販売実績の1%が給与に反映されるなどです。

大学の教職員は「営業成績」という判断ができないからですね。

国立大学職員の給与は国家公務員に準じる

最初に公開した、給与平均月額「33万円」、6月の賞与額「48万円」の詳細を説明します。

まず、国立大学の職員はかつては国家公務員だったため、2020年も当時の給与に準じています。

「俸給表」という経歴に応じて月給が決まる表があり、それに応じて「月給」が決まります。

「月給33万円」の詳細は
「基本給:約24万円」「地域手当:約3万円」「住居手当:約3万円」「「通勤手当:約1万円」「超過勤務手当:約2万円」です。

基本給は低めですね。各種手当がついています。

地域手当は「企業の平均給与が高い地域は公務員の給与も高くする」ための手当です。関東圏なので、3万円ほどがついています。島根県などではこの手当がないと思います。

住居手当は「賃貸物件に住んでいる人に出る」手当です。これが約3万円です、家を買ってしまうともらえません。

通勤手当はどこの企業でもありますね。通勤定期代で約1万円です。

超過勤務手当は残業のことです。月に10時間くらい残業をするので、平均すると2万円ほどです。

これが、月給33万円の内訳です。

まとめ

大学全体で見ると平均年収は高いですが、「大学職員」特に地方の国立大学職員の場合はそこまで高くありません。

例では、30歳で平均年収約500万円となりますが、家族手当の有無、住居手当の有無、大学の場所で大きく変わります。

「手当内容」を公開している大学も多いので、調べてみると良いと思います。

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