大学職員から転職して後悔!会計事務所に転職した体験談
国立大学職員から会計事務所に転職したエリナさんにインタビューした内容をまとめました。
- 大学職員を辞めたいがどうすればいい?
- 大学職員から転職して後悔している理由は?
- 大学職員に就職して後悔している理由は?
こんな疑問がある方はぜひ、参考にしてみてください。
- 大学職員からの転職は若いほうが有利
- 後悔しないように、在職中にスキルをつけるべき
- 国立大学職員は将来性が不安で、就職して後悔している人も多い
インタビューしたエリナさんのプロフィールは以下のとおりです。
エリナさん プロフィール
- 27歳 独身 大阪府出身
- 大阪大学出身の高学歴、新卒で国立大学に勤務
- 会計・経理部署で4年勤務、会計事務所に転職
ホワイト職場から会計事務所に転職した理由と、転職で後悔していることについて聞いていきます。
著者のプロフィールは以下の通り。
国立大学から私立大学、私立大学から国立大学へ転職した方のインタビューは以下の記事で紹介しています。
関連記事:国立大学から私立大学に転職した事例!大学職員が年収アップする方法
関連記事:私立大学から国立大学に転職した事例!30代大学職員転職のリアル
大学職員からの転職で後悔していること
早速ですが、大学職員から転職して後悔しているんですか?
若いうちのほうが転職に有利と思っていましたが、大学職員の高待遇をもっと活かして転職するべきでした。。
大学職員は高待遇、民間企業は甘くない
私は27歳で転職したのですが、30歳になると転職できなくなると思い、焦って転職しました。
転職先は会計事務所で、会計業務を学びながら税理士資格の勉強をしようと思っていました。
会計事務所での仕事は、大学での会計処理と異なり、期限が短いものばかりでした。
労働時間が長く、新しいことも覚えなければならなかったので、資格の勉強をする余裕はありませんでした。
大学職員の時に資格を取得すべきだった
大学での勤務はルーチン業務が多く、3月4月を除けばほとんど残業がない部署にいました。
「大学職員在職中に、税理士資格の勉強をもっとしておけば」と後悔しています。
税理士試験は、5科目に合格する必要があるんですが、2科目合格した時点で、大学職員をやめました。
結局、転職後は資格の勉強がほとんどできず、まだ税理士資格を取得できていません。
仕事が楽な大学職員にもう数年勤めて、税理士資格を取ってから辞めても遅くはなかったと思っています。
大学職員から会計事務所に転職した理由
なぜ会計事務所に転職したのでしょうか?
大学の将来性に不安があり、難関資格にチャレンジしようと思いました。
大学の将来性に漠然とした不安
特に大学の業務に不満があったわけではありませんでしたが、大学の同期は公務員や銀行員が多かったので不安はありました。
ゆるい職場で働いていると10年後には大きな差になるんじゃないかと思っていました。
得意なことは勉強しかなかったので、空いてる時間で難関資格をとろうと考えるように。
仕事をしながら取得できるレベルの資格として、「税理士」を選びました。
大学職員から法律事務所・会計事務所への転職は多い
私の先輩で法律事務所に転職した人もいます。
その方は、結婚を機に家に近い職場を選んだということでした。
事務職しか経験していないと他業種への転職はなかなか厳しいです。
法律知識や会計知識が活かせる事務職に転職して、スキルアップを狙うのが無難な選択肢だと思います。
年収を上げる転職は狙おうとも思いませんでした。
その他、大学の旧態依然とした体制に嫌気が差して別業界へ転職していく人もいます。
大学職員の仕事内容
大学職員勤務時はどんな仕事をしてましたか?
先生が支払った物品の伝票処理や出張費精算など簡単な仕事です。
大学職員の会計手続きは簡単でした。
提出書類をシステムに転機するだけなので、特別な会計知識がつくこともありませんでした。
パートでやるなら楽な仕事だと思いますが、10年後も同じ仕事があるのか不安に感じていましたね。
大学職員をやめてよかったこと
大学職員をやめてよかったことは?
やめるタイミングは後悔していますが、今の仕事はチームで取り組んでいてやりがいがあります!
民間企業の厳しさを味わえた
大学職員での仕事は、個人での作業ばかりで退屈でしたが、会計事務所での仕事は忙しいです。
クライアントの依頼に応じて、業務が増えますし、突発的な対応もあります。
書類のミスをして怒られたこともあります。
大学職員では、ミスや間違いもあやふやにできることが多かったので、今の仕事のほうが緊張感がありますね。責任感のある仕事を任されているという感じです。
チームで働くやりがいを感じた
今は会計事務所で修行をさせてもらっているような形なので、勉強になることが多いです。
上司は経験豊富で頼りになります。
突発的な業務をみんなで残業して対応したのはいい経験になりました。少人数の事務所なので、チームワークが重要で、早く一人前になってチームに貢献したいと思います。
大学職員の上司は、年功序列だけで係長になっているような人も多く、チームで仕事をしている感覚はなかったですね。。
関連記事:国立大学職員はやめとけ!将来性がない職業に就きたいあなたへ
大学職員からの転職のコツ
大学職員からの転職を考えている人にアドバイスをお願いします!
「事務処理スピード」と「勉強していること」をアピールするのがいいですね。
事務処理スピードは立派なアピールポイント
事務職なので、自己PRが難しいと感じていましたが、事務処理経験を高く評価してくれる企業は多いと感じています。
- 毎月プレゼン資料を作っていたので、エクセル・パワーポイントを使い慣れている
- タッチタイピング・データ入力のスピードに自信がある
- 辞書登録、データ整理など業務効率化も常に意識している
このような経験は十分なアピールポイントになります。
早く事務処理を終わらせて、営業力やマーケティング力をつけるのに時間を割きたいというアピールの仕方もありです。
事務職以外のスキルを身につけるべき
大学職員からの転職では、「専門性がない」と思われてしまうことが多いです。
資格の取得が一番早いですが、「勉強中」でもアピールになります。
- 会計事務所での勤務に向けて簿記2級を取得した
- SEに転職を考え、プログラミングスクールに通っている
- 英語でのコミュニケーションができるように英会話研修を受けている
具体的な行動が伴っていれば、転職に対する本気度を示すことができます。
転職エージェントに登録してみる
最初は転職サイトで、経理・会計の仕事を探しているだけでしたが、あまり良い求人が見つからず、リクルートエージェントに登録しました。
登録から数週間で、大手会計事務所の求人を紹介してもらうことがありました。
エージェントに登録することで非公開求人を教えてもらえたり、隠れた自分の強みを知るきっかけにもなります。
無料で登録できるので、転職サイトだけでなく、転職エージェントにも登録したほうがいい転職活動ができると思います。
エリナさん、ありがとうございました!
大学職員からの転職で登録すべき転職サイト・エージェント
転職エージェントに登録したほうが情報収集も自己分析も捗ります。
大学職員からの転職にオススメの転職エージェントを2つ紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは大手人材会社リクルート系列の転職エージェントです。
求人数が多く、転職を考えたら最初に登録するべき転職エージェントです。
doda
dodaはパーソルが運営する転職エージェントです。
採用担当の評判が高いのがdodaです。専門的な知識が豊富で、自分にあった求人を紹介してくれることが期待できます。
最近の若年層の転職ではdodaのリクルーターにお世話になったと話す方もよく聞きますね。
難関試験を突破して大学職員に就職している方も多いので転職に躊躇してしまうのが多い気持ちもわかります。
ただ、実際には「転職してよかった」という人も多いので、以下の記事なども参考にしてみてください。