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大学職員のきつい部署・楽な部署・出世におすすめの部署を紹介

大学のきつい部署・楽な部署・出世コース
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大学職員は配属部署によって、忙しさが違います。

知らずに激務部署に配属され休日出勤が多くなる前に、部署ごとの情報を知っておきましょう。

本記事の結論
  • きつい部署・・・本部の財務、本部の総務・人事、病院事務
  • 楽な部署・・・学生支援、小規模学部、図書
  • 出世する人の花形部署・・・学長室・経営企画等の学長(理事長)直属部署

国立大学職員として10年勤務し、4つの部署を経験した筆者が大学職員の部署の忙しさを解説していきます。

出世コースにのる花形部署も紹介しますので、参考にしてください。

ダイマナ
ダイマナ
現役国立大学職員
Profile
  • 平成元年生まれの30代、千葉県出身
  • 現役大学事務職員(職員歴:10年)
  • 学生支援・教務・研究支援などを担当
  • 【運営サイト】
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    大学職員の勤務経験から、忙しく、きつい部署トップ3を紹介します。

    大学本部財務部

    財務部は、大学全体のお金を管理する部署です。

    入学金や授業料のほか、国から交付される「運営費交付金」や「附属病院の診療報酬」なども含めた大学の予算・決算業務を担当します。

    決算のタイミングが繁忙期になることはもちろん、大学の方針に従った予算配分や固定資産管理を行っているため、1年中業務量の多い部署です。

    間違えが許されない仕事で、役員からの要求は多く、学生や教員から感謝されることも少ないため、精神的なきつさを感じることも多いです。

    大学全体のお金の動きを決める重要な仕事のため、優秀な職員が配属される傾向があります。

    決算系の担当になると、ゴールデンウイーク返上も当たり前と聞きます(3月締めで5月末までに決算書を作る必要があるため、この時期が最も忙しい)。

    総務・人事系の部署

    総務・人事系の部署も激務になりやすいです(特に本部)。

    採用・人事異動の手続きから、学内会議・広報・教員の秘書的役割も担当します。

    「学務でも会計でもない業務は、ひとまず総務が担当する」という風習もあり、業務過多になることが多いです。

    様々な業務をやっていて常に忙しくしているのが総務・人事系の部署です。

    特に、組織改編・規程改正などがある場合には各種部署との調整が必要になり期限もあるため、仕事がきついと感じることも多い。

    総務・人事系の部署でも小規模学部や、学部長が優しい場合には、あまりきつくないケースもあります。

    病院事務系の部署

    附属病院のある大学では、大学職員の異動先として「病院事務・医療事務」があります。

    • 患者さんと直接対応する「病院窓口」
    • 医療に関する請求を行う「医事課」
    • 医師・看護師の勤怠管理を行う「附属病院人事課」

    医師や看護師の勤務時間が長いことにつられて、病院事務の勤務時間も長くなることが多いです。

    また、事務職員へ無茶な要求をする病院職員(医師・看護師)がいるという話も聞きます。

    大学が長期休暇の期間でも、病院には患者さんが来ているため休めなかったりと、特有の忙しさがあります。

    「病院から早く出て、大学の仕事がしたい!」と話している同期もいました。

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    大学職員の楽な部署トップ3

    大学職員の中でも勤務時間が短く、楽と言われる部署も紹介します。

    ※ここで紹介する部署も、学生の事件対応や外部機関対応、クレームなどで忙しくなることはあるため、「常に暇」ということではありません。

    学生支援担当部署

    成績管理や卒業判定を担当する教務担当は業務が多くなりますが、学生支援担当は比較的楽な部署です。

    学生支援担当部署の仕事
    • 奨学金・授業料免除の手続き
    • サークル・部活動の活動管理
    • 体育施設や学生寮の維持管理
    • カウンセリング、学生相談窓口

    細かな会計処理や人事手続きに比べると、正確性を求められない仕事が多いです。

    学生とのやりとりが多いため、やりがいもある仕事で、穴場と言えます。

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    小規模学部担当部署

    大学では、学部ごとに窓口が設置されています。

    学生数や教員数が多い学部ほど、業務が多くなりやすいです。

    大規模学部
    (一般的に定員多い)
    • 法学部
    • 経済学部
    • 工学部
    小規模学部
    (一般的に定員少ない)
    • 文学部
    • 農学部
    • 情報学部

    大学によって学部の規模は異なりますが、学生・教員数の少ない学部は仕事が楽になりやすいです。

    楽な部署への配属を希望する場合は、「伸びしろの大きい学部を支援したい」などの理由を話して、小規模学部を狙ってみるのもいいでしょう。

    図書系部署

    大学職員の中には、大学の図書館で働く職員もいます。

    司書資格を取得している職員が多くを占めますが、事務系職員が異動になるケースもあります。

    図書系は定型的な業務が多いため、穴場の部署です(事務職員として採用されている場合、希望しても図書系の部署には異動できない大学も多い)。

    楽な部署なので、育休明けや病休明けの職員が優先して配置されるという噂もあります。

    大学職員のおすすめ部署・出世コース

    大学 講義室

    忙しさの観点以外にも、楽しい部署や花形部署も紹介します。

    より深い情報が知りたい方は、国立大学法人等職員採用試験攻略ブックなどで現役職員のインタビュー記事を読むのもオススメです。

    出世コースの部署:総務・人事系、財務・会計系

    大学職員として、出世しているのは「総務・人事系」「財務・会計系」が大半を占めています。

    大学事務の花形部署は、ヒト・ルールを動かす「総務・人事系」、カネを動かす「財務・会計系」といえます。

    出世を目指す場合は、いずれかのスペシャリストになるのが近道です。

    3部署以上経験すれば(人事部や財務部などで複数の係を経験して、学部の事情も把握する)、専門性が身につき出世コースにのったといえます。

    これらの部署は上長(総務部長・財務部長)の人事権が強く、上に成果をアピールしやすい環境でもあります。

    同様の理由で、学長・理事長に違い部署(学長企画室・秘書)も出世コースの職員が経験する部署です。

    仕事が楽しい部署:留学生関係・学生支援

    仕事の楽しさを重視したい場合は、学生支援の仕事がおすすめです。

    • 留学生の日本での生活をサポートする留学生課
    • 協定校への出張なども含めた国際交流企画
    • 奨学金やサークル活動の申請を受け付ける学生支援窓口

    学生のための仕事でやりがいを感じる、教員からのプレッシャーが少ないという側面があります。

    学生支援系の職員は楽しく仕事をしている人が多いです。ただし、採用前の段階で「学生支援」を志望動機にするのはあまりオススメできません。

    「学生支援をしたい」という受験者が多いため、業界研究不足という印象を持たれる可能性があります。

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    有資格者におすすめの部署

    特に部署の希望がない場合は、「資格」から考えるのもいいかもしれません。

    • 簿記を取得しているので経理課
    • 英語の勉強をしていて、スピーキング力を活かしたいので留学生課
    • 情報の資格を活かすために情報システム課

    既に資格を取得している場合は異動希望が通りやすいです。これから勉強したいという場合も、上司に伝えておくといいでしょう。

    大学職員が忙しくなるケース

    部署ごとに業務量の過多はありますが、大学職員の仕事が忙しくなるケースについても紹介します。

    勤務時間の長い先生がいるケース

    大学職員の主な仕事は、「大学教員のサポート」です。

    大学職員の仕事
    • 大学教員の人事労務手続き
    • 大学内の会計処理
    • 研究費の申請書類確認
    • 会議資料の準備

    比較的ホワイトな仕事と考えられている大学職員の仕事ですが、要望の多い教員がいると業務量が増えてしまう傾向があります。

    学部の場合は教員ですが、大学本部では学長や理事が交代したことで忙しくなるケースもよくあります。

    新規事業があるケース

    新たな取組のために忙しくなることもあります。

    大学職員が忙しくなる取組の例
    • 新たな学部・入試の導入
    • 大規模な組織改編(改組)
    • 記念イベントなどのシンポジウム

    新規事業のタイミングに重なると忙しくなるので、大学内の取組・行事を把握しておくと、忙しい部署を避けようと画策している職員もいるとか。

    大学職員の繁忙期は1月~4月頃

    大学職員の1月~4月の業務
    • 入学共通テスト、個別入試
    • 4月の人事異動準備
    • 後期の期末考査・成績入力
    • 成績判定、卒業判定
    • 年度末決算
    • 入学式、新入生ガイダンス

    部署に関わらず、大学では1月~4月は業務量が増えます

    一方で学生が夏休みの時期(7月~9月)は職員も長期休暇がとりやすい時期にあたります。

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    部署異動の希望を通すには?

    ここまで部署の特徴を紹介してきましたが、実際の部署異動は人事部や上司によって決められます(当然ですが)。

    部署異動の希望を通すコツは「人事権のある上司とのコネクション」に尽きます。

    • 資格を取得している
    • 自宅に近い勤務地を希望している
    • 人間関係が良くないため異動したい

    上記のような理由があっても、人事権のある上司を説得しないと異動は叶いません。

    人事権のある上司とのコネクション作りの具体的な行動は以下のようなものです。

    • 人事権のある直属の上司に、具体的な異動希望先と実績を伝える
      (例:簿記2級を取得したので、経理課に異動したい)。
    • 異動希望先の部課長と顔見知りになる
      (例:同期を通じて、希望先の課長が参加する飲み会やスポーツ大会に参加する)。

    異動を叶えるために戦略的に立ち回ることも重要です。

    例えば、人事系を歴任してきた課長は優秀な職員を「人事系の部署にとどめておきたい」と考えます。その状況では、あえて人事系の課長からの評価を上げないほうが、他部署への異動希望が叶いやすいです。

    必ずしも優秀な人が希望部署に異動できるわけではないということを覚えておきましょう。

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    まとめ:部署の情報は先輩からの情報収集を

    大学職員のきつい部署・楽な部署を紹介してきました。

    本記事の結論
    • きつい部署・・・財務、総務・人事、病院事務
    • 楽な部署・・・学生支援、小規模学部、図書館
    • 出世コースの部署・・・学長室・経営企画等の学長(理事長)直属部署

    大学によって忙しさは異なるため、あくまで「傾向」と考えてください。

    学内の情報収集が最も重要です。先輩から情報収集を行うとともに、残業時間を公表していないか学内会議の情報を探してみるのもいいでしょう。

    大学職員への転職を検討している人は、採用試験情報を以下にまとめていますので参考にしてください。

    国立大学職員
    になる方法
    統一採用試験
    (33歳以下の人におすすめ)
    独自採用試験
    (34歳以上の人におすすめ)
    受験対象者35歳まで(令和8年試験から)一定期間の社会人経験など、大学による。
    試験日筆記:6月~7月
    面接:8月
    6月~9月頃が多い
    筆記試験教養試験(知能分野重視)適性試験程度、課さない大学もある
    書類選考原則なし書類で半分以下に絞られる
    倍率10~20倍程度30倍以上の高倍率
    求める人材新卒・第二新卒がメイン
    35歳までの若手を採用
    大学運営に活かせる社会人経験
    専門資格・スキルが必須なことも
    難易度低め(誰にでもチャンスあり)高い(資格・経歴が必要)
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