【2023年】国立大学法人職員試験の参考書おすすめランキング

国立大学法人職員試験に特化した参考書は少ないため、教材選びに悩んでいる人は多いでしょう。
本記事では、現役国立大学職員の筆者が国立大学法人試験におすすめの参考書を紹介します。
特に、1位の国立大学法人等職員採用試験攻略ブックは国立大学法人の受験者全員に読んでおいてほしい1冊になります。
具体的な参考書の内容や分野別のおすすめ教材も紹介していきます。

国立大学法人試験の参考書おすすめベスト3
国立大学法人の受験者全員におすすめする3冊を紹介します。
国立大学法人等職員採用試験攻略ブック
実務教育出版が毎年12月頃に出している国立大学法人等職員の受験対策本です。
出題傾向や予想問題などとともに、採用予定人数や大学職員の仕事の紹介なども掲載されており、国立大学を目指す方の面接対策にも役に立ちます。
国立大学法人試験では6~7割がボーダーになります。
本書を読んで7割正答できる計画を立てるといいでしょう。
関連記事:国立大学法人等職員採用試験攻略ブックの内容を紹介!
関連記事:国立大学法人の一次教養試験のボーダーは6~7割が目安!推測手順を紹介
畑中敦子の数的推理・判断推理
国立大学法人試験や公務員試験で、重要になるのが一般知能分野の数的推理・判断推理の対策です。
数的推理・判断推理は問題数が多く、繰り返し練習することで正答率を上げることができます。
数的推理・判断推理の参考書で長年受験生に使われているのが畑中敦子先生のシリーズです(ワニの表紙が目印です)。
重要問題の解説がわかりやすく掲載されているため、こちらをマスターすれば国立大学法人試験の数的推理・判断推理も問題ないでしょう。
高卒程度の参考書ではなく、大卒程度の参考書を購入しましょう。

速攻の時事
速攻の時事シリーズは、一般知識分野の法律・政治・経済などの最新のテーマを学習するのにおすすめの参考書です。
法律や政治は範囲が広いので、日々のニュースをチェックし、時事問題を中心に勉強するのが効率がいいです。
国立大学法人試験でも、時事問題が出題されることが多いので、本書で対策するといいでしょう。
国立大学法人試験の参考書 分野別おすすめ
国立大学法人の教養試験は、20科目程度あるため幅広く勉強する必要があります。
分野別のおすすめの参考書を紹介します。
公務員試験の過去問を解いていく方法もありますが、国立大学法人試験合格のためには、過剰な勉強になってしまうと思います。
効率よく勉強できるテキストを紹介していきます。
総合型テキスト
総合型テキストはすでに紹介している『国立大学法人等職員採用試験攻略ブック』と『2か月完成 動画とアプリで学ぶ 教養試験 全公務員試験対応』がおすすめです。
国立大学法人試験を網羅的に対策できるテキストを持っておきたい方はこの2冊がいいでしょう。
総合型テキストなので、この2冊だけで全範囲もれなく対策するのは難しいです。全科目のおおよその内容を把握する目的で利用するのがいいでしょう。
一般知能分野
社会科学
公務員試験の社会科学分野テキストを購入するのもいいですが、国立大学法人試験での合格を目指すには少しレベルが高いものが多いです。
ニュースや法律・経済系のYou Tubeなどで知識を身につけるのがいいでしょう。
テキストは『速攻の時事』だけで十分だと考えています。
人文科学
人文科学の正答率を上げたい場合、一問一答の問題集がおすすめです。
このテキストは持ち運びやすいサイズであるのも、嬉しいポイントです。
人文科学に関しては出題数が少ないため、数的推理・判断推理などを対策するほうが合格の近道になります。
自然科学
自然科学は数学・物理・化学・生物・地学と範囲が広いです。
公務員試験や国立大学法人試験の過去問から出やすい分野を掴むか、『速攻の自然科学』での対策がおすすめです。
他に苦手科目があり、自然科学分野で少しでも得点を取りたい人にはおすすめのテキストです。
一般知識分野
文章理解
現代文・英文に苦手意識がある方は以下のテキストで対策を行いましょう。
現代文・英文・古文の公務員試験対策の教材です(古文は国立大学法人試験では不要です)。
現代文の問題を解くコツがわかるのでおすすめです。
判断推理
判断推理は畑中敦子先生のシリーズを使えば問題ないでしょう。
過去問で数問解いてみて、完璧に解ける人以外は購入しておくといいと思います。
数的推理
数的推理も同じく畑中敦子先生のテキストがいいでしょう。
一気に2冊買うのに抵抗がある方は、1冊を実際に使ってみてからもう1冊の購入を考えてもいいかもしれません。
数的推理・判断推理は出題数が多いため、この科目で満点をとれると一気に合格が近づきます。
資料解釈
国立大学法人試験の資料解釈については、簡単なものが例年出題されているので、対策は不要だと思います。
過去問を何問か解いてみれば大丈夫でしょう。
参考書がないと不安だという方は、畑中先生のテキストを購入するといいでしょう。
国家公務員試験などの難関問題が掲載されているので、国立大学法人試験ではあまり参考にならないかもしれません。

国立大学法人試験のテキスト 番外編
筆記試験対策のテキストを紹介してきましたが、番外編として国立大学法人試験に役立つテキスト・サービスを紹介します。
kindle unlimitedの大学職員関連書籍
電子書籍読み放題サービスのkindle unlimitedでは、国立大学職員に関する書籍で読み放題のものがあります。
大学職員に関する理解を深めるのに読んでみるのもいいでしょう。
kindle unlimitedは頻繁に、1ヵ月無料や、99円のキャンペーンをやっているのでチェックしてみてください。
文部科学省サイト
エントリーシートや履歴書で志望動機を書くのに役立つのが文部科学省のサイトです。
https://www.mext.go.jp/a_menu/01_d.htm
文部科学省の教育方針の枠組み内で、国立大学の研究・教育活動は行われています。
文部科学省の情報を収集している受験生は、「よく調べていて志望度が高い」という印象を持ちます。

国立大学法人等職員採用完全マスター問題集
Amazonでは、各地区の国立大学法人等職員採用完全マスター問題集が販売されています。
「公務員試験サクセス」というシリーズで、各地区ごとの問題集があります。
値段は数万円と高いですが、複数の問題集がセットになっていて、音声解説などを含む教材もあるため、セットで購入したいか方は検討してもいいかもしれません。
まとめ:良い参考書を利用して、効率的に勉強を
国立大学法人試験におすすめの参考書を紹介してきました。
全員におすすめするのは大学法人等職員採用試験攻略ブックです。
その他は、自身の苦手な科目や得点を稼ぎたい科目の参考書を購入するようにするといいでしょう。
みなさんの国立大学法人試験合格を応援しています!
