【コピペOK】大学職員の志望動機の例文を新卒向け・転職向けに紹介
採用倍率の高い大学職員の採用試験突破には、説得力のある志望動機が必要です。
筆記試験で足切りがある国立大学においても、ES(エントリーシート)・履歴書は面接試験を通過するための材料になります。
- 志望動機の書き方のポイント・疑問点を解説
- 大学職員用の志望動機の例文を新卒向け・転職向けにそれぞれ紹介
- 志望動機のコアである部分は使い回しで問題ない
本記事では、実際に大学事務の採用にも関わり職員歴7年以上の筆者が、大学職員に採用されるための志望動機の書き方を紹介します。
志望動機はコピペもOKなので、ぜひ参考にしてください。
大学職員の志望動機の例文・書き方
ES・履歴書で1番重視される大学職員の志望動機の書き方については、以下3つのポイントがあります。
- 大学職員を志望した理由
- その大学を志望した理由
- 自分が貢献できること
自分の体験やエピソードに紐付けると説得力のある志望動機が書けます。
大学職員を志望した理由(業種の魅力)
大学職員という仕事を志望した理由は、確実に必要になります。例えば、以下のようなものです。
- 日本の最先端の技術開発・研究をサポートしたい
- 語学力を活かして、大学の国際化に貢献したい
- 社会に出る前の大学生の学習面・生活面をサポートすることで、明るい未来の手助けがしたい
これに「自身の経験」や「経歴」「特技」を絡めて文書を仕上げられるといい志望動機になります。もちろん、大学での業務が未経験でも問題ありません。
私は理学部で細胞の研究を続けてきました。突飛なアイデアを思いつくよりも、データの取りまとめやスケジュール調整など、サポートを行うほうが自分には向いていると気づきました。最先端の研究・教育を裏方でサポートできることに魅力を感じ、大学職員の仕事を志望しました。
大学職員の仕事内容への理解は必要なので、ぜひ本サイトの他の記事もご覧いただき、理解を深めていただければと思います。
その大学を志望した理由(大学の特色・地域貢献など)
志望動機を述べた後に必ず聞かれるのが、「他の大学でもできるんじゃない?」という質問です。
他の大学と違いを説明した志望動機には下調べが必要になります。
ホームページなどで、その大学が重視している「キーワード」を使いましょう。例えば以下のうようなキーワードです。
- 国際共同研究
- 他大学との合同カリキュラム
- 就職支援
- 地域貢献
大学が力を入れている方針として、「国際共同研究」があるのならば、下記のような志望動機がいいでしょう。
国際共同研究を推進している貴学では、海外の大学との折衝・協定書締結が今後も増えると思います。ホテルのアルバイトの経験から、コミュニケーションは得意ですし、英語の書面を読む経験も重ねてきました。
「英語ができる」というだけでは印象は普通ですが、「国際共同研究」を推進していることを織り交ぜて記載すると、下調べをしているということがわかり、格段に印象が良くなります。
実際に採用に関わって感じるのは、大学ならではの情報収集が重要ということと同時に、「縁」を重視した採用が多いことです。
- 大学の卒業生である(家族・親族含め)
- 大学のある地域に長年住んでいる
- 大学が開発したサービス・設備などを利用している
すでに縁がある人のほうが、志望動機に説得力があるのは間違いありません(「愛着がある」「好き」というのも充分な志望動機になります)。
もちろん全く縁がない採用者もいますので、大学が力を入れている「キーワード」を用いて、説得力のあるエピソードを作り、自信を持って「第一志望」だと伝えれば問題ありません。
志望動機は面接でも必ず聞かれることなので、深掘りして最も時間をかけるべき部分です。
自分が貢献できることを織り交ぜる
志望動機には、自分が貢献できることも織り交ぜるのがポイントです。過去に貢献できる能力を身に着けてきたことが、「志望動機に説得力」を与えるからです。
「国際共同研究の推進に貢献したい」と言っても、語学力が低いのであれば、説得力がありません。
「語学力ないと国際共同研究の事務を任せられないけど・・・」となるのがオチです。
【説得力のある経歴と志望動機のセット】
- 事務職員はPCスキルが必要→PC検定資格を取得した
- 今後、留学生が増える→英語と中国語を勉強している
- 教員・職員の連携が必要→料亭のアルバイトでコミュニケーション力を磨いた
習得したい能力が明確で、実際にそのためにスキルを積み上げてきた人は説得力があります。
3年間料亭でのアルバイトで、接客技術を身に着けました。今後、教員・職員の連携が重要だと思いますが、年上の方に信頼を得るコミュニケーション能力には自信があります。
志望動機がうまくまとまらない人は、自分のアピールポイントから逆算して、志望動機を練っていくのもアリです。
例:副ゼミ長として、スケジューリング・補佐業務を経験してきた
スケジューリングを含め情報共有のツール・テンプレートを作成して円滑なコミュニティ運営を行ってきた。
→貴学で重視している大学内の教職員連携に役立てると考えている。
志望動機・自己PR・ガクチカを含めた説得力のあるエントリーシートの書き方は以下の記事にまとめています。
新卒向け大学職員の志望動機例文
紹介してきたポイントを意識して、新卒の方の志望動機の例文を作成しました。
私は、部活動のマネージャーをやっていた経験から「頑張る人の近くでサポートする仕事」に魅力を感じ、大学職員を志望しています。
中でも貴学を強く志望するのは、「少数精鋭教育」というメッセージに共感し、実現に貢献できると考えたからです。
大学規模に対して、学生数が少なく少数精鋭教育を実施している貴学では、大学職員がサポートで貢献できる力が大きいと思い、やりがいを感じなから仕事ができると考えました。
新卒採用の場合は、一括で採用活動が行われているため、「その大学ならではの志望理由」にウェイトをおくといいでしょう。
転職向け大学職員の志望動機例文
続いて、転職向けの志望動機の例文を以下のとおり作成しました。
私は、銀行員として融資業務を行ってきた経験から、町工場の持つニッチな技術力に興味を持ちました。
町工場の技術力はコツコツとした研究が基になっていることを知り、大学での研究の重要性を知り、研究を支える大学職員になりたいと考えました。
大学職員であれば、銀行員時代の会計知識を活かすことができると考えおり、将来的には産学連携のサポートも行いたいと考えています。
転職の場合、専門性や職務経験が重視されます。
志望理由を細かく伝えるよりは、「貢献できること」「やりたい仕事」を中心にまとめるほうが採用に繋がりやすいです。
大学職員の志望動機に関するよくある疑問
志望動機は使い回しで問題ない?
大学ごとに一から志望動機を考え直す必要はありませんが、一言一句使い回すのはやめたほうがいいでしょう。
もちろん全く同じ「志望動機」ではまずいです。国際化に力を入れていない大学に対して、「貴学の国際化に貢献したい」というのは、あまりに的違いです。
ここまで説明してきた志望動機のポイントを抑えて、微修正を行いましょう。志望動機の作成は大学ごとの仕事内容・中期目標・事業計画などを調べ直す必要がありますね。
面接に進んだことを考えて、履歴書・ESの時点から志望動機は書き換えるようにしましょう。
一方で、「大学が求める人材」と「大学が掲げるキーワード」が似た大学であれば、志望動機をほぼ同じにしても問題ありません。
大学職員の志望動機に地域貢献は有効?
志望動機に、地域貢献と書くのは効果的ですが、自分の強みと併せて記載することは必須です。
よくある地域貢献の志望動機が以下のようなものです。
- 母校で働いて、恩返し・地域貢献がしたい
- 利益を考えずに、地域のためになる働き方がしたい
- 大学を盛り上げて地域活性化を行いたい
このように地域貢献そのものが志望動機になっている場合、あまり印象はよくありません。
国からの運営費交付金が減っており、私立大学も国立大学も収入を生む仕組みが必要なため、単純な地域貢献だけを推進できないのが現状であるためです。
「地域貢献」と志望動機に記載するのであれば、「語学力があるので、留学生を増やし地域にも還元したい」「イベント運営・企画の経験を活かして大学の価値を上げ、地域を盛り上げたい」など、強みを活かした先に地域貢献に繋げるという視点が必要でしょう。
大学職員の志望動機、母校以外の場合は?
母校を志望しているのであれば、志望動機を書きやすいでしょう。
- 4年間お世話になった大学に恩返ししたい
- 学生として通っていたので、大学の課題がよくわかっている
- 愛着がある環境なので、パフォーマンスが高く仕事ができる
確かに、採用する側も母校であると志望動機に説得力を感じやすいというのは間違いないでしょう。
一部の私立大学では毎年の採用者の半分以上が母校の出身者というケースもあります。
一方で、多くの大学では母校や出身関係なしに採用を行っています。母校ならではの志望動機は書けないため、ホームページを見たり、大学を訪問したりしてみて、自分の強みと関連付けた志望動機を作成するといいでしょう。
実際に、筆者も母校ではない大学で勤務していますし、母校の選考では不採用になっています。
まとめ:志望動機作成には調査が必要
大学職員の採用を目指すための「志望同期」の書き方のポイントを説明してきました。
- 説得力のある志望動機
- 人をサポートしたエピソード
- コンプライアンス意識の高さ
- 単純作業を苦にしない
こちらで紹介した点をまとめれば、書類選考は通過できるでしょう。
志望動機はよく大学の情報を調べて、何度も練り直して、納得できる内容に作り上げることをオススメします。
自己PRやエントリーシートの書き方も紹介していますので、別の記事も参考にしてみてください。
筆記試験対策から国立大学法人試験の合格を目指している方は、通信講座の利用もおすすめです。
面接対策やエントリーシートの添削を行ってくれる講座もあり、コスパが高いです。
講座名 | アガルート | クレアール | スタディング | フォーサイト | たのまな |
---|---|---|---|---|---|
おすすめ度 | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | △ |
料金 | 教養型対策カリキュラム 129,800円~ | 教養ベーシックコース 175,000円 | 地方上級・市役所 教養合格コース 一括66,000円 | 公務員スピード合格講座(教養試験対策コース) 19,800円 | 公務員上級【安心合格】講座 一括244,400円 |
教材の特徴 | ・教養試験のみで受験できる国立大学法人、市役所に特化 ・分野別のテキストと講義動画 | ・国立大学法人、市役所に短期合格を目指す講座 ・一般知能、時事などに特化したカリキュラム | ・教養試験の数的推理・人物試験対策を重視 ※郵送の教材なし | ・紙のフルカラーテキストとデジタルテキスト | ・豊富な教材と講義動画 ・専門科目も含めた講座 |
サポート | ・学習の相談ができる学習サポーター制度 ・模擬面接、エントリーシート添削あり | ・担任制で質問も可能 ・学習計画から面接対策まで相談可能 | ・講師への相談サービス ・エントリーシート添削 | ・無料メール質問(5回)はあるが、サポートは少なめ | ・担任による面接・論文サポート |
キャンペーン | ・大学生限定受講料5%OFF ・内定特典でお祝い金の制度あり | ・期間限定割引あり ・無料のハンドブックもおすすめ | ・20%OFFのスタディング学割あり ・誰でも使える10%OFFクーポンも | ・割引クーポン配布あり | ・お家学習キャンペーンなどあり |