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私立大学職員はやめとけって本当?ホワイトな労働環境とは限らない

大学職員やめとけ ホワイト
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私立大学職員は、忙しくないのに給与が高い、コスパの高いホワイトな労働環境と言われています。

一方で、年収の高い私立大学を退職をし「やめとけ」という人もいます。

本記事の結論
  • 私立大学職員は給与水準や福利厚生の良さから「ホワイト」と言われている
  • 将来性のなさや、理事長のワンマン経営から「やめとけ」という人もいる

私立大学職員は良い勤務先と思われていますが、すべての人、すべての大学が高待遇というわけではありません。

私立大学職員のメリット・デメリットを紹介していきます。

ダイマナ
ダイマナ
現役アラサー国立大学職員
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  • 現役大学職員(大学職員歴:6年)
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    私立大学職員はやめとけと言われる理由

    日本歯科大学

    私立大学職員を「やめとけ」という意見は主に3つの理由があると考えています。

    • 将来性がない
    • 学校法人経営の危険さ
    • スキルがつかない

    将来性がない

    大学業界は将来性が不安な業界と言われています。近年だけでも、学生確保が困難と見込まれ、新規の入学者募集を停止した私立大学は多くあります。

    入学者募集を停止した大学
    • 恵泉女学園大学(2024年入学者から)
    • 神戸海星女子学院大学(2024年入学者から)
    • 上野学園大学(2021年入学者から)
    • 広島国際学院大学(2020年入学者から)

    入学者が定員割れしている私立大学が半数以上というデータもあり、大学を取り巻く環境は厳しくなる一方です。

    首都圏の人気私立大学に影響があるのは数十年後だと思われますが、学生数の減少で待遇が悪くなる可能性も否めません。

    私立大学の将来性を考えて、「やめとけ」というのは一理あります。

    学校法人経営の危険さ

    私立大学は学校法人が経営しています。公的機関ではありますが、国や地方自治体が運営する機関ではないため、経営方針は理事長を中心とした組織が決めています。

    幼稚園~大学までの教育機関では毎日のように、様々なことがニュースになっています。

    • 保育士や教員による生徒への虐待
    • 教授・教員の問題発言
    • 不透明な学校経営
    • 納得のいかない校長や園長の会見

    ニュースにならないまでも、様々な事件・事故が大学内で起きていることは想像に難くありません。

    未だに理事長のワンマン経営で、パワハラ・セクハラが当然に行われている大学もあると聞きます。

    健全な経営をしているように見える大学も、中ではとんでもない問題を抱えているケースもあるため、単純に「ホワイトな職場」とは考えないほうがいいでしょう。

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    スキルがつかない

    私立大学職員が行う業務は、大学に関する事務です。担当部署は総務・人事・財務・経理・研究推進・学務・国際交流・情報システム管理など業務は多岐にわたります。

    これらの業務は大学特有のものが多く、キャリアアップや転職に繋がるスキルを得にくいというデメリットがあります。

    特別なスキルが不要で年収が高いため楽な職業と思われがちですが、「スキルを活かす」「自分の力で稼ぐ」という仕事感とは異なる環境であると理解しておいたほうがいいでしょう。

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    私立大学職員がホワイトと言われる理由

    立教大学

    私立大学が人気の職業で「ホワイト」と言われるのは以下の理由からです。

    • 給与が平均より高く安定している
    • 長期休暇が取りやすく福利厚生が充実
    • 年収の割に労働時間が短い

    給与が平均より高く安定している

    私立大学の平均年収は734万円というデータがあり、年収が高い業界として知られています(日本私立学校振興・共済事業団発表の資料)。

    年収が高い業界には、コンサル・金融・マスコミなどがありますが、このような高年収業界と比べて私立大学は安定した職場です。

    • 比較的残業が少ない
    • 営業ノルマがほとんどない
    • 出張や海外勤務もほとんどない

    激務ではない年収が高い業界として、「コスパがいい」という言われ方もします。また、国立大学とは業務内容が似ていますが、国立大学と比べても私立大学は高年収です。

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    長期休暇が取りやすく福利厚生が充実

    私立大学職員がホワイトと言われる理由の1つに長期休暇がとりやすいことが挙げられます。大学生が休みに入るお盆・年末年始の時期は大学職員の仕事も暇になります(春休みは入学・卒業関係の手続きのため忙しいです)。

    大学によっては夏休み期間に2週間の連続休暇を推奨しているところもあるくらいです。

    ただし、土曜授業日の出勤やオープンキャンパスの対応での休日出勤はよくあります。

    また、大学内の図書館や体育館が使えるなど設備的にも、福利厚生が充実しているのも嬉しいポイントです。

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    年収の割に労働時間が短い

    私立大学職員は平均年収が700万円を超える高年収の職業ですが、年収の割に労働時間が短い傾向があります。

    長期休暇を考慮に入れた労働時間に対する年収は高いため、「働かずして稼ぎたい」という人には狙い目の職業といえるでしょう。

    もちろん入試や卒業式などが行われる年度末は繁忙期にあたり、残業も生じますが、長時間勤務は一過性のものであること多いです。

    時期に関係なく残業が多い部署に配属されてしまった場合は、早めに異動願を出しておくといいでしょう。

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    まとめ:ホワイトだからこそ、将来危ないかも

    私立大学職員の仕事内容について紹介していきました。

    平均的に年収が高くホワイトな職場であるというイメージはあっていますが、大学の規模や人気度によるものが大きく、長期に渡って同じ待遇であるとは限りません。

    将来性や人間関係など、デメリットも考慮に入れた上で大学職員を目指すと良いでしょう。

    転職サイトの登録は、マイナビ転職リクナビNEXTリクルートエージェントdodaの4社がおすすめです。以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

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